マレーシア豪雨、7州で1万1千人に影響
マレーシアの雨季は国土を取り巻く2つのモンスーン(季節風)によって特徴づけられる。
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マレーシア国家防災庁(NADMA)は24日、7州で豪雨による道路冠水や洪水が報告され、1万1千人以上が影響を受けていると発表した。
それによると、24日の午前6時時点で3839世帯、1万1009人が洪水の影響を受けたという。死者は報告されていない。
タイと国境を接する北東部ケランタン州の被害が特に深刻で、8000人以上が避難を余儀なくされている。
NADMAによると、各自治体が避難所を開設し、被害状況を調査中。
23日には北部ペルリス州郊外の集落で地滑りが発生。道路が寸断され、約400人が孤立したと伝えられている。
マレーシアの雨季は国土を取り巻く2つのモンスーン(季節風)によって特徴づけられる。
主に南西モンスーン(5月下旬〜9月)と北東モンスーン(11月〜翌3月)が交互に訪れ、それぞれ降雨の分布や強度に違いがある。
特に影響が大きいのは北東モンスーンで、この時期には南シナ海から湿った風が吹き込み、マレー半島東海岸やボルネオ島の一部で豪雨が発生しやすくなる。
