◎4万人以上が被災し、1万4000人以上が避難を余儀なくされた。
2023年3月7日/マダガスカル東部、サイクロン・フレディの強風で倒れた掘っ立て小屋(Jose Leosa/AFP通信/Getty Images)

アフリカ南部マダガスカル当局は8日、サイクロン・フレディが西部に再接近し、少なくとも8人が死亡したと発表した。

世界気象機関(WMO)によると、フレディは先月上旬にオーストラリア北西部沖で発生。インド洋を西に進み、先月21日にマダガスカルに上陸、その後モザンビークに移動し、周辺海域で勢力を強め、マダガスカル西部の広い範囲に被害をもたらした。

予報官によると、フレディの勢力は7日午後の時点でカテゴリー2。マダガスカル政府によると、4万人以上が被災し、1万4000人以上が避難を余儀なくされたという。

<ハリケーンの勢力>
▽カテゴリー1:秒速 33~44(m/s)
▽カテゴリー2:秒速 43~49(m/s)
▽カテゴリー3:秒速 50~58(m/s)
▽カテゴリー4:秒速 58~70(m/s)
▽カテゴリー5:秒速 70~(m/s)

マダガスカルにおけるフレディの死者は少なくとも15人確認されている。被害の全容は明らかになっておらず、当局が調査を進めている。

西部の自治体は7日の声明で、「少なくとも1人が行方不明、民家1000戸以上が倒壊した」と発表した。

WMOによると、フレディは7日午後の時点でモザンビーク海峡をゆっくり北に移動中。モザンビーク東部でも強風が吹いている。

アフリカ南部では12月から3月にかけてサイクロンが発生する。

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