◎南スラウェシ州の複数の集落で土砂崩れが発生し、少なくとも4棟の家屋が巻き込まれた。
インドネシア・スラウェシ島で大雨による土砂崩れが発生し、少なくとも14人が死亡、3人が行方不明になっている。警察当局が14日、明らかにした。
それによると、南スラウェシ州の複数の集落で土砂崩れが発生し、少なくとも4棟の家屋が巻き込まれたという。そのうちの1つでは家族の集まりが開かれていた。
南スラウェシ州警察の報道官は記者団に対し、「土砂崩れは13日未明から早朝にかけて発生したとみられ、これまでに14人が死亡、3人が行方不明になっている」と語った。
地元メディアによると、救助隊が14日早朝に8歳の女児を含む2人を助け出し、近くの病院に搬送したという。
国家防災庁はSNSに声明を投稿。「14日午後までに2つの集落で14人の遺体が収容された」と書き込んだ。
南スラウェシ州の広い範囲でインターネットが遮断され、電話もつながりにくい状態になっている。
南スラウェシ州にはタウタウと呼ばれる洞窟に埋葬された伝統的な家屋や木像など、多くの人気観光スポットがある。