◎インドネシアは10月から3月の雨季にかけて、毎年多くの地域で洪水や土砂崩れが発生する。
インドネシアのジャワ島で大雨による洪水や土砂崩れが多発し、少なくとも10人が死亡、2人が行方不明になっている。当局が9日、明らかにした。
ジャワ島では先週末から大雨が続き、西ジャワ州スカブミで被害が拡大。170以上の集落が影響を受け、複数の河川が氾濫、土砂崩れが多発した。
地元当局によると、172の集落で被害が確認され、3000人以上が避難所に身を寄せているという。
当局は400棟以上の家屋が脅威にさらされているとして、1000人近くに避難を勧告した。
31の橋が流され、少なくとも80カ所で道路に土砂が流入。1170棟の家屋が屋根まで浸水した。当局は3つの集落で子供3人を含む10人の遺体を収容したと報告している。
西ジャワ州全体の家屋被害数は3300棟を超えている。
インドネシアは10月から3月の雨季にかけて、毎年多くの地域で洪水や土砂崩れが発生する。
スマトラ州の北スマトラ州では先月、4つの地区で土砂崩れや洪水が発生し、20人が死亡。その翌週には観光バスが土砂崩れに巻き込まれ、9人が死亡した。