◎大雨は近隣のタンザニアやソマリアでも報告されている。
東アフリカ・ケニアの広い範囲で大雨による洪水が発生し、少なくとも2人が死亡、1人が行方不明になっている。警察当局が3日、明らかにした。
それによると、港湾都市モンバサで豪雨により家屋が倒壊し、1人が死亡。中部では洪水に巻き込まれた1人の死亡が確認された。
北部イシオロでは1人が増水した川に流され行方不明になっている。
気象庁は広い範囲で6日頃まで平年以上の雨が降る可能性があると警告していた。
同庁は声明で、「雨が降っていない地域でも、川の上流で降った雨の影響で洪水になる恐れがある」と警告。警報や注意報が出ていない地域の住民にも警戒を怠らないよう呼びかけた。
モンバサでは複数の地域が冠水。多くの民家や企業が被害を受けた。
北東部ではワジールとマンデラ郡を結ぶ主要道路が寸断され、多くの車が立ち往生している。
国営メディアはヘリ隊員が洪水に巻き込まれ押し流されそうになっていたトラックから野生動物を救助する様子を報じた。
大雨は近隣のタンザニアやソマリアでも報告されている。
国際赤十字社・赤新月社連盟は3日、「東アフリカのいくつかの国で家屋・道路・橋が流されたという報告を受けている」と明らかにした。