◎エトナ山は欧州で最も活発な火山のひとつであり、2021年初頭には数週間に渡って灰とマグマを噴出し続けた。
イタリア南部シチリア島の活火山「エトナ山(3357m)」が21日、噴火した。
地元メディアによると、同島の最大都市カターニアで降灰が確認され、空港が運航を一時停止したという。
国立地球物理学火山学研究所(INGV)は21日の声明で、「エトナ山のモニタリングを続けており、活動が活発化している兆候がみられる」と述べた。
それによると、火山灰はカターニアの一部地域と山の麓にある町で確認されたという。負傷者は報告されていない。
カターニアの空港は降灰のため、運航を一時停止した。
地元メディアは島民の話しとして、「21日早朝に噴火音を聞いた」と伝えている。
INGVは18日、エトナ山の活動に活発化の兆候がみられ、いつ噴火してもおかしくないとして、島民に警戒を呼び掛けていた。
エトナ山は欧州で最も活発な火山のひとつであり、2021年初頭には数週間に渡って灰とマグマを噴出し続けた。