◎イブ山は先週10日に噴火。その後、13日にも複数回噴火し、噴煙の高さは5000メートルに達した。
インドネシア当局は16日、東部・北マルク州ハルマヘラ島のイブ山の噴火警戒レベルを最高レベルに引き上げた。
イブ山は先週10日に噴火。その後、13日にも複数回噴火し、噴煙の高さは5000メートルに達した。人的被害は報告されていない。
地質庁のワフィド(Muhammad Wafid)長官は声明で、「イブ山の火山活動の活発化を示す目視および機器による監視結果に基づき、警戒レベルを3から4に引き上げた」と述べた。
当局は住民や観光客に対し、火口から7キロ以内に立ち入らないよう勧告。溶岩を伴う大規模噴火の可能性もあると警告した。
その半径内には数千人が住んでいる。地元当局は避難所を開設しているが、正式な避難命令はまだ出ていない。
インドネシアは環太平洋プレートに沿って形成された火山大国であり、多くの火山が活発に活動し、大きな地震が定期的に発生している。
北スラウェシ州サンギヘ諸島のルアン山も先月複数回噴火し、1万人以上が避難を余儀なくされた。