◎スマトラ島北部の集落近くを流れる河川が1日遅くに氾濫し、広い範囲が冠水した。
インドネシアのスマトラ島で豪雨による洪水と土砂崩れが発生し、少なくとも12人が行方不明になっている。警察当局が2日、明らかにした。
それによると、スマトラ島北部の集落近くを流れる河川が1日遅くに氾濫し、広い範囲が冠水したという。
地元テレビ局は関係者の話しとして、「北スマトラ州の複数の地点で洪水と土砂崩れが報告されている」と伝えている。
北スマトラ州郊外の集落では民家数戸が土砂崩れに巻き込まれ全壊したとされる。
被害の全容は明らかになっておらず、陸軍・警察・消防・自治体が調査に当たっている。
大統領府の報道官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「スマトラ島で民家少なくとも12戸、学校、教会、ホテルが被災し、50世帯が避難を余儀なくされたと報告を受けている」と書き込んだ。
地元警察は少なくとも12人と連絡が取れず、行方不明者の数はさらに増える可能性があると報告している。
ソーシャルメディアで共有された写真には損壊した家屋や冠水した道路などが写っていた。