◎インドネシアは環太平洋プレートに沿って形成された火山大国であり、多くの火山が活発に活動し、大きな地震が定期的に発生している。
インドネシア・スマトラ島北部アチェ州で30日、マグニチュード5.9の地震が発生した。
米地質調査所(USGS)によると、震源地は西海岸沖の町から東に約360キロの地点。震源の深さは10キロ。
国家防災庁は声明で、「津波の危険はないが、余震に警戒する必要がある」と市民に呼びかけた。
また同庁は地震の規模をM6.3としている。
地元メディアによると、負傷者は確認されておらず、州当局が被害の有無を調査中。
SNSには「家全体がガタガタ揺れた」「棚の食器が割れた」という投稿が寄せられている。
インドネシアは環太平洋プレートに沿って形成された火山大国であり、多くの火山が活発に活動し、大きな地震が定期的に発生している。
西ジャワ州で昨年11月に発生したM5.6の地震では331人が死亡、600人近くが負傷した。
ジョグジャカルタで2006年に発生したM6.4の地震では6200人以上が死亡、13万人以上が負傷している。
アチェ州沖で2004年末に発生したM9.1の大地震(スマトラ沖地震)では、12カ国で23万人以上が死亡。アチェ州には高さ10数メートルの津波が押し寄せ、11万人以上が死亡した。