◎インドの雨季は9月末頃まで続く。
2024年9月2日/インド、南部テランガナ州、冠水した道路を歩く人々(Getty Images/AFP通信)

インド南部でモンスーンの大雨による洪水が発生し、少なくとも25人が死亡、数千人が避難を余儀なくされている。地元当局が2日、明らかにした。

それによると、テランガナ州で16人、隣のアンドラプラデシュ州で9人の死亡が確認されたという。

両州では2日前から広い範囲で大雨となり、多くの地域で冠水被害が確認された。

テランガナ州消防局の責任者はAFP通信の取材に対し、「多くの家屋が被害を受けた」と語った。

それによると、同州の多くの地域で24時間雨量が400ミリ前後に達したという。

テランガナ州政府は中央政府に対し、非常事態を宣言し、緊急予算を含む必要な支援を速やかに提供するよう要請した。

地元メディアによると、テランガナ州ではこれまでに約3800人が救助され、その多くが自治体の避難所などに身を寄せているという。

インド空軍は2日、両州に向けて200人以上の要員と30トンの緊急援助物資を空輸したと明らかにした。

西部グジャラート州では先週、3日間の大雨により少なくとも28人の死亡が確認された。

インドの雨季は9月末頃まで続く。

インドの隣国バングラデシュでも大雨による被害が拡大しており、この数カ月で100人以上が死亡している。

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