◎ヒマラヤ地方は地球温暖化の影響を最も強く受けている地域のひとつであり、雪崩や洪水が頻発している。
インド陸軍は4日、北東部シッキム州の中国国境近くで雪崩が発生し、少なくとも7人が死亡、11人が負傷したと発表した。
陸軍の報道官によると、観光客のグループが雪崩に巻き込まれ、これまでに23人を救助したという。その多くが医療機関に搬送され、治療を受けている。
亡くなった7人の身元は明らかにされていないが、観光客とみられる。
州警察によると、一団はシッキム州の中国国境沿いを走る峠で雪崩に遭遇したという。
陸軍がSNSで共有したビデオには、救助隊が雪をかき分け、行方不明になった人を探す様子が映っていた。
地元メディアによると、この峠はヒマラヤ山脈に近く、シッキム州の主要観光地のひとつだという。
陸軍の報道官は「数十人が巻き込まれたとみられ、捜索・救助活動を続けている」と述べた。
ヒマラヤ地方は地球温暖化の影響を最も強く受けている地域のひとつであり、雪崩や洪水が頻発している。インド北部ウッタラカンド州で昨年発生した雪崩では大学の登山部に所属する27人が死亡した。