SHARE:

ハリケーン・プリシラがメキシコ西部に接近中、暴風雨に警戒

米国・メキシコ・カリブ諸国におけるハリケーンシーズンは、毎年6月1日から11月30日までと定められている。この期間は大西洋の海水温が高まり、熱帯低気圧が発生しやすくなるため、特に8月から10月にかけて活動が最も活発になる。
2025年10月5日/メキシコ西部沖、ハリケーン・プリシラ(NOAA/AP通信)

メキシコ西部に6日、ハリケーン・プリシラが接近し、広い範囲で大雨となり、強風が吹き荒れた。

国立ハリケーンセンター(NHC)はバハ・カリフォルニア・スル州の一部地域にハリケーン注意報を発令中だ。

メキシコの気象台も同州と含む沿岸地域に大雨・洪水・波浪注意報を出し、市民に警戒を呼びかけている。

プリシラは6日正午の時点でメキシコ西部、南西沖約338キロメートルに位置。最大風速は40メートルで、カテゴリー2に成長すると予想されている。

<ハリケーンの勢力>
▽カテゴリー1:風速 33~44(m/s)
▽カテゴリー2:風速 43~49(m/s)
▽カテゴリー3:風速 50~58(m/s)
▽カテゴリー4:風速 58~70(m/s)
▽カテゴリー5:風速 70~(m/s)

気象台によると、南西部の一部地域では8日までの雨量が多いところで250ミリに達する可能性がある。

ミチョアカン州とコリマ州政府は大雨と洪水に注意するよう呼びかけた。

プリシラによる高波はメキシコ沿岸に到達しており、気象台は「生命を脅かす高潮や離岸流が発生する可能性が高い」と警告。市民に海岸は河川に近づかないよう呼びかけている。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします