◎フロリダ州は先月末に200人以上の死者を出したハリケーン・ヘリーンの被害に見舞われたばかり。多くの地域で復旧作業が続いている。
大型のハリケーン・ミルトンが8日午後、再びカテゴリー5に勢力を強め、米南部フロリダ州の西海岸に接近している。
国立ハリケーンセンター (NHC)はミルトンについて、カテゴリー3の勢力で9日にもフロリダ州西岸に上陸すると予想している。
<ハリケーンの勢力>
▽カテゴリー1:風速 33~44(m/s)
▽カテゴリー2:風速 43~49(m/s)
▽カテゴリー3:風速 50~58(m/s)
▽カテゴリー4:風速 58~70(m/s)
▽カテゴリー5:風速 70~(m/s)
フロリダ州は先月末に200人以上の死者を出したハリケーン・ヘリーンの被害に見舞われたばかり。多くの地域で復旧作業が続いている。
NHCはミルトンがフロリダ州に上陸したハリケーンの中で、最も記録的な被害を及ぼす可能性があると警告している。
ミルトンはフロリダ州に近づくにつれ勢力を弱めると予想されているが、それでも広い範囲に50メートル以上の暴風や高潮をもたらす可能性が高い。
州政府はタンパを含む西海岸に4~5メートルの高潮が押し寄せる可能性があるとして、これらの地域に避難命令を出した。
同州のデサンティス(Ron DeSantis)州知事は西海岸沿いの51郡に非常事態宣言を発令。そのうち、いくつかの郡に避難命令を出している。
2週間前に上陸したヘリーンでも2メートルを超える高潮が記録され、海岸沿いで被害が拡大した。
ミルトンはフロリダ州のほぼ全域を暴風域に巻き込みながら東北東に進み、メキシコ湾に出ると予想されている。
州政府は7日、多くの家屋が何らかの被害を受け、数百万世帯が数日から数週間にわたって停電する可能性があると警告した。
雨量は海岸沿いの地域で特に多くなると予想されている。9日の24時間雨量は多いところで180ミリ、その他は50~120ミリとなっている。
州政府や警察は上陸に先立ち、市民や企業に対し、飛散する恐れのある物を屋内に移したり、タワークレーンの固定や工事現場のネットを回収するよう勧告した。
複数の自治体も暴風でタワークレーンやその他クレーンが横転したり、暴走する恐れがあるとして、ブームを縮めたり、安全対策を講じるよう求めた。
現地メディアによると、ジャクソンビル、マイアミ、タンパの少なくとも4つの大規模工事現場が作業を中断し、ミルトン上陸に備え、安全対策を講じているという。