巨大ハリケーン・メリッサ、カリブ諸国で猛威、数十人死亡
メリッサがジャマイカに上陸したときの中心気圧は892hps、最大風速は80メートルであった。
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カテゴリー5の巨大ハリケーン・メリッサがジャマイカ、ハイチ、キューバで猛威を振るい、数十人が死亡した。
メリッサは28日、ジャマイカ南部にカテゴリー5の勢力で上陸。その後、勢力を弱めながらキューバに進み、29日午前にはカテゴリー1まで勢力を弱めた。
<ハリケーンの勢力>
▽カテゴリー1:風速 33~44(m/s)
▽カテゴリー2:風速 43~49(m/s)
▽カテゴリー3:風速 50~58(m/s)
▽カテゴリー4:風速 58~70(m/s)
▽カテゴリー5:風速 70~(m/s)
米国立ハリケーンセンター(NHC)は29日、メリッサがジャマイカを含むカリブ海北部の広い範囲に暴風雨をもたらしたと発表した。
メリッサがジャマイカに上陸したときの中心気圧は892hps、最大風速は80メートルであった。
ハイチ当局は29日の声明で、少なくとも23人が死亡、13人が行方不明になっていると発表。南部沿岸の町が甚大な被害を受けた。
ジャマイカでは8人の死亡が確認されている。
キューバでは29日、家屋の倒壊、土砂崩れによる道路封鎖、建物の屋根が吹き飛ばされるなどの被害が報告された。被害は南西部と北西部に集中し、当局によると、約73万5千人が避難所に身を寄せているという。
ドミニカ共和国でも4人が死亡し、1人が行方不明になっている。
各国の被害の全容は明らかになっていない。
ジャマイカのホルネス(Andrew Holness)首相は29日、島内の2つの空港について、救援便の運航のみ再開すると発表。国連機関や数十の非営利団体の貨物便などが物資の準備を進めていると明らかにした。
メリッサは29日正午の時点でバハマ中部の南東約135キロに位置し、時速26キロの速さで北東に進んでいる。最大風速は40メートル。
