ハリケーン・エリック、メキシコ南部に上陸、沿岸部で被害

エリックは19日早朝にオアハカ州に上陸。一部地域で40メートルを超える暴風を記録した。
2025年6月19日/メキシコ、南部オアハカ州の海岸、ハリケーン・エリック通過後の様子(AP通信)

国立ハリケーンセンター(NHC)は19日、メキシコ南部オアハカ州にカテゴリー3のハリケーン・エリックが上陸したと発表した。

メキシコ政府はエリックがオアハカ州やゲレロ州など、太平洋沿岸沿いの広い範囲に暴風雨をもたらしたと報告している。

死傷者の情報はない。

NHCによると、エリックは19日早朝にオアハカ州に上陸。一部地域で40メートルを超える暴風を記録した。

エリックは19日午前の時点でプンタマルドナドの東方約30キロに位置し、時速約19キロの速さで北西に進んでいる。

エリックは上陸前にカテゴリー4に発達したが、上陸前にわずかに勢力を弱めた。

<ハリケーンの勢力>
▽カテゴリー1:風速 33~44(m/s)
▽カテゴリー2:風速 43~49(m/s)
▽カテゴリー3:風速 50~58(m/s)
▽カテゴリー4:風速 58~70(m/s)
▽カテゴリー5:風速 70~(m/s)

メキシコの気象台によると、6月にカテゴリー3のハリケーンが上陸したのは観測史上初。

シェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は声明で、オアハカ州とゲレロ州の沿岸部で被害が確認され、当局が調査していると述べた。

国立防災センターによると、少なくとも14の自治体で建物の損壊や土砂崩れ、停電などが確認されているという。

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