トルコ北西部で山火事発生、数百人避難、高温と強風で急拡大
トルコでは6月26日以来、各地で山火事が猛威を振るっており、少なくとも17人が死亡している。
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トルコ北西部チャナッカレ県で山火事が発生し、数百人が避難を余儀なくされた。地元メディアが11日に報じた。
国営アナトリア通信は消防当局の話しとして、「約700人の消防士が航空支援を受けながら消火作業に当たっている」と伝えている。
地元当局は県内の大学キャンパスや軍事施設、住宅地域などに対し、予防的な避難措置を実施。緊急車両の通行を確保するため、住民に不要な移動を避けるよう呼びかけた。
また当局はこの措置に基づき、数百人が自主的に避難したと明らかにした。
現時点で建物被害やケガ人の情報はない。
現地メディアによると、県内の高速道路の一部区間が山火事の影響で封鎖され、11日の夕方に封鎖を解除したという。
ソーシャルメディアで共有された動画には消防ヘリが高速道路近くの炎に放水する様子が映っていた。
ヘリはダーダネルス海峡で水を汲み上げている。
気象台によると、チャナッカレ県の11日の最高気温は33度。山間部では15~20メートルの風が吹いたという。
トルコでは6月26日以来、各地で山火事が猛威を振るっており、少なくとも17人が死亡している。