中国北部で大雨続く、4人死亡、8人行方不明=国営メディア
首都北京と接する河北省の農村部で土砂崩れが発生し、複数の建物が巻き込まれた。
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中国北部の広い範囲で大雨による洪水や土砂崩れが確認され、少なくとも4人が死亡、8人が行方不明になっている。国営メディアが28日に報じた。
それによると、首都北京と接する河北省の農村部で土砂崩れが発生し、複数の建物が巻き込まれたという。
この土砂崩れにより4人が死亡、8人が行方不明になり、救助隊が捜索に当たっている。
中国中央テレビ(CCTV)は地元当局者の話しとして、「河北省の一部地域で停電が発生し、家族と連絡が取れないという問い合わせが多数寄せられている」と伝えている。
河北省の気象台は25日に洪水警報を発令。北京市と隣接する天津市も28日、大雨・洪水警報を出した。
北京郊外の地区では車が増水した川に流された。死傷者の情報はない。
新華社通信によると、北京郊外の住民約4000人が自主的に避難したという。
天津市でも約5600人が避難を余儀なくされた。
中国気象局は28日、北京の一部地域の24時間雨量が多いところで250ミリに達する可能性があるとして、市民に警戒を呼びかけた。
専門家は極端な降雨が中国の農業部門に年間2兆8000億ドル(約413.6兆円)規模の被害をもたらす可能性があると指摘している。