米テキサス州洪水、死者11人に、行方不明者の捜索続く
当局によると、複数の地区で洪水が確認され、少なくとも15台の乗用車が川に流されたという。
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米テキサス州サンアントニオで発生した洪水について、地元当局は13日午後、これまでに11人の死亡を確認し、行方不明者の捜索を続けていると明らかにした。
サンアントニオでは11日遅くから12日にかけての大雨により高速道路の一部区間が冠水・閉鎖され、多くのドライバーが孤立。救助隊が出動し、市内各地で取り残された人々を救助した。
当局によると、複数の地区で洪水が確認され、少なくとも15台の乗用車が川に流されたという。
北東部の河川では新たに6人の遺体が発見された。
サンアントニオ警察は14日の声明で、「道路から川に流された15台の車を発見し、行方不明者の捜索を続けている」と述べた。
ABCニュースは当局者の話しとして、「少なくとも19人が川で身動きが取れなくなり、救助隊が10人を救助、2人は自力で岸にたどり着き、4人が軽傷で病院に搬送された」と伝えている。残り3人は行方不明とみられる。
被害の全容は明らかになっていない。AP通信は当局者の話しとして、「数十の建物が床上浸水した」と伝えている。
国立気象局(NWS)によると、サンアントニオの11日夜から12日午前の雨量は多いところで200ミリに達したという。
サンアントニオ消防は13日の声明で、「70件を超える水難救助要請に対処した」と明らかにした。