中国・貴州省で洪水、今週2度目、数万人避難
貴州省では24日にも複数の県で洪水が発生したばかりである。
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中国南西部・貴州省で28日、大雨による洪水が発生し、複数の地域で冠水被害が確認された。国営メディアが報じた。
貴州省では24日にも複数の県で洪水が発生したばかりである。
3つの河川の合流点に位置し、30万人の住民が暮らす榕江県では22日から24日にかけての大雨で6人が死亡、8万人以上が避難を余儀なくされた。
中国中央テレビ(CCTV)によると、榕江県の72時間雨量は6月の平均雨量の2倍に達したという。
省政府は新たな洪水を受け、洪水対策の緊急対応レベルを最高に引き上げた。
CCTVによると、河川の一つにある観測所ではピークの水位が安全基準を50センチほど上回ったという。堤防が決壊したという情報もある。
28日の午後6時時点で、榕江県の市民4万人以上が避難を余儀なくされている。
省政府の報道官はロイター通信の取材に対し、「今週初めに河川の水位が1954年に統計を取り始めて以来、最も高くなった」と語った。
また報道官は「省の広い範囲で記録的な雨が何時間も続き、洪水を引き起こした」と述べた。
南部・広東省でも先週、大雨による洪水が発生し、数万人が避難を余儀なくされた。
広西チワン族自治区では今月初め、大雨により2カ所で土砂崩れが発生し、5人が死亡した。