中国で洪水相次ぐ、9人死亡、8人行方不明＝国営メディア

中国の中部と南部地方で大雨による洪水が多発し、少なくとも9人が死亡、数万人が避難を余儀なくされた。国営メディアが1日に報じた。

気象台によると、今後も広い範囲で大雨が予想される。

特に深刻な被害を受けたのが河南省、湖北省、貴州省。中国中央テレビ（CCTV）によると、少なくとも8人が行方不明になっているという。

これらの地域では複数の河川の水位が堤防を越えて溢れ出し、市街地や住宅街、ショッピングモールなどに流れ込んだ。

中国では毎年この時期に洪水が発生するが、今年の規模は近年で最も劇的なもののひとつで、多くの映像が当局の検閲を回避するためにソーシャルメディアで拡散された。

内モンゴル自治区の北部地域には洪水警報が発令され、最南端の海南省にも大雨警報が発令中だ。

南西部・貴州省で先週、大雨による洪水が1週間に2度発生し、複数の地域で冠水被害が確認された。