ニュージーランド北島で大雨、洪水や土砂崩れ相次ぐ
地元メディアによると、21日から22日にかけてさらに強い雨が降り続き、住宅の浸水や避難、主要道路の閉鎖、停電などが相次ぎ、地域社会に深刻な影響が出ているという。
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ニュージーランド北部を中心に大雨による洪水や土砂崩れが相次ぎ、甚大な被害が報告されている。地元メディアによると、21日から22日にかけてさらに強い雨が降り続き、住宅の浸水や避難、主要道路の閉鎖、停電などが相次ぎ、地域社会に深刻な影響が出ているという。気象庁は一部地域に対して最高レベルの警報を発令し、市民に警戒を呼び掛けている。
気象庁はノースランド、コロマンデル半島、ベイ・オブ・プレンティ、ギズボーン北部など、北島の広い範囲に対し大雨警報を発令中。「生命への脅威」を意味する最高レベルの警報だと説明している。対象地域では地すべりや洪水、河川の氾濫が懸念され、当局は不要不急の外出を控えるよう繰り返し呼びかけている。
この豪雨は熱帯低気圧が北から接近した影響で、既に数日前から降り続く雨が地盤を飽和させたところに追い打ちをかける形で発生している。ノースランドでは週末からの累積雨量が300ミリを超えた地域もあり、今後さらに雨量が増える可能性が指摘されている。
被害は多岐にわたる。北島北部で複数の住宅が浸水し、多くの市民が避難を余儀なくされているほか、道路や橋梁が冠水や地すべりで通行不能となった地点も多数報告されている。また、土砂崩れが住宅を直撃し、2人が行方不明になっているとの情報もある。救助隊は民家の屋根に取り残された住民を救出するなど、懸命の捜索活動を続けている。
報道によると、中央政府はノースランドやベイ・オブ・プレンティ、ワイカトの主要道路の複数区間で通行止めを実施している。これにより一部のコミュニティが孤立し、一時的に連絡が取れない状況にあるという。加えて、数千戸が停電に見舞われ、電力会社が復旧作業に追われている。
大雨に見舞われている地方自治体は非常事態宣言や予防的な避難勧告を出し、住民に早めの避難行動を促している。ノースランド地方では特に低地や川沿いの住民に対して避難の準備を強化するよう通知が出され、洪水や地すべりが発生しやすい地域ではボランティアや救急隊による支援が展開されている。
気象台は22日未明、北島における警報の一部を解除したものの、南島の一部には依然として警報が残っており、雨の収まる時期は地域によってばらつきがあるとして慎重な対応を求めている。豪雨のピークは過ぎたと見られるものの、地盤が緩んだ状態が続くため、今後も土砂災害や川の氾濫に対する警戒が必要だとしている。
当局は今後も最新の気象情報に注意するとともに、住民に対して情報収集と迅速な避難行動を呼びかけている。豪雨による影響は地域のインフラや生活に長期的な影響を及ぼす可能性があり、復旧には相当の時間と労力が必要になる見込みだ。
