◎農家はこの時期、田植えの準備のために刈った草を燃やしたり、下草を燃やして処理するという。
中米グアテマラのアレバロ(Bernardo Arévalo)大統領は10日、中部の3州で少なくとも44件の森林火災が発生したことを受け、非常事態を宣言した。
アレバロ氏は記者会見で、「この火災の8割は人が起こしたものである」と指摘。火の取り扱いに注意する必要があると強調した。
地元メディアによると、農家はこの時期、田植えの準備のために刈った草を燃やしたり、下草を燃やして処理するという。
アレバロ氏は消防庁の声明を引用し、「進行中の森林火災の8割が人為的なものである」と述べ、その影響は広範囲に及んでいると強調した。
当局は中部3州の全学校に授業を中止するよう命じた。首都グアテマラシティ近郊でも火災が発生している。
中央政府は陸軍を現地に派遣し、自治体と連携して消火活動に当たるとしている。
地元メディアによると、この補正予算案は数億ドル規模になる予定。死傷者が出たという情報はない。