◎フエゴ火山は中米で最も活発な活火山のひとつであり、2018年の大噴火では194人が死亡、234人が行方不明のままである。
中米グアテマラのフエゴ火山(Fuego、標高3763m)が4日、噴火した。
地元当局によると、負傷者は確認されておらず、麓の住民約250人が避難したという。
国家災害対策調整委員会(CONRED)は声明で、「フエゴ火山は溶岩と噴煙を噴出し続けており、周辺で生活する住民約10万人に影響を与える可能性がある」と警告した。
フエゴ火山は中米で最も活発な活火山のひとつであり、2018年の大噴火では194人が死亡、234人が行方不明のままである。
地元のラジオ局は専門家は話を引用し、「2018年の噴火に比べると規模は小さいが、火山灰を噴出する期間が長くなるほどラハール(土石を交えた濁流、速い水の流れ)のリスクが高まる」と報じている。
2018年の噴火では斜面に堆積した火山灰、泥、瓦礫などの堆積物が雨で下流に流れ下り、被害が拡大した。
CONREDによると、少なくとも4地点でラハールが確認されたという。