◎グレタさんは学生時代の授業ストライキで注目を集め、国際的な草の根運動に成長した「フライデー・フォー・フューチャー」を立ち上げるなど、世界で最も有名な環境活動家として世界中で活動している。
スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さんは17日、政治の世界でキャリアを追求するつもりはないと述べ、政界を「有毒」と評した。
グレタさんは英BBCニュースが報じたインタビューのクリップで、「変化は外圧、公的な圧力がなければ生まれないし、それは自分たちで作り出すものだ」と語った。
グレタさんは学生時代の授業ストライキで注目を集め、国際的な草の根運動に成長した「フライデー・フォー・フューチャー」を立ち上げるなど、世界で最も有名な環境活動家として世界中で活動している。
グレタさんはBBCのインタビューの中で、「世界の環境運動の顔になるつもりはなかった」と述べ、「怒りやすい性格の自分に政治家は向いていないような気がするし、興味もない」と語っている。
またグレタさんは「世界の環境活動家を率いる責任はあまりに重い」と説明した。
グレタさんは11月6日に開幕する「COP27(気候変動枠組み条約第27回締約国会議)」には出席しないと表明している。
グレタさんは「ソーシャルメディアの誹謗中傷をどう思うか?」という質問に対し、「私は嘘をつけないので、人々が私に関する嘘・デマ・陰謀論を流しているところを見ると、やめろと文句を言いたくなる」と答えた。
またグレタさんは世界でもっとも強力な国家元首の標的になったことについて、「とても面白く、光栄なこと」と説明した。「世界で最もパワフルな人たちが高校生の私(当時)に意見するなんて、とてもおかしく楽しいです」
トランプ(Donald Trump)前米大統領は2019年のツイートでグレタさんをからかい、批判を浴びた。この時グレタさんはまだ16歳だった。
プーチン(Vladimir Putin)露大統領もグレタさんが注目を集めていたことについて、「彼女に世界は複雑だと教えるべきだ」と発言している。
グレタさんのインタビューは18日の現地時間19時にBBC2で放送される。