◎この地域で行方不明者の情報は入っておらず、死亡した18人は不法入国者の可能性がある。
ギリシャ北東部の山火事で焼失した山道で18人の遺体が発見された。地元当局が22日、明らかにした。
それによると、遺体は北部アレクサンドルポリスの北東、トルコ国境に近いハイキングルートで見つかったという。
地元メディアは関係者の話しとして、「中央政府の調査員などが現地に向かっている」と報じた。
地元当局によると、この地域で行方不明者の情報は入っておらず、死亡した18人は不法入国者の可能性があるという。
ギリシャでは先月から山火事が相次ぎ、一部地域に避難命令が出ている。中央政府は観光客にも早めに行動するよう呼びかけている。
消防庁は22日、遺体が見つかった山道を管理する自治体に行方不明者や失踪者がいないか確認するよう求めた。
この地域で生活する居住者の携帯にも山火事が迫っていることを警告するメッセージが届いている。
ギリシャは中東・アフリカ・アジアの紛争地から逃れた移民の目的地のひとつであり、年間数万人が船や陸路で亡命を試みている。