◎現場は首都アテネ北方の町の郊外にある放牧地。
落雷(Getty Images)

ギリシャ北部の放牧地に雷が落ち、9頭の牛が死に、数頭が負傷した。当局が20日、明らかにした。

それによると、現場は首都アテネ北方の町の郊外にある放牧地。

畜産農業協同組合は声明で、「放牧地に雷が落ち、9頭の牛が死に、数頭が火傷を負った」と述べた。

アテネの北方約450キロの山間部では20日、複数カ所で山火事が発生。消防は落雷が原因とみられると報告している。

放牧地を管理する男性はAP通信の取材に対し、「牛舎近くで牛が死んでいるのを見つけ、警察に通報した」と語った。

牛の死因は明らかになっていないが、この地域には当時、雷注意報が出ていた。

気象台によると、20日の気温はここ数日に比べると若干下がったものの、それでも複数の地域で40度を超えたという。

消防は極度の乾燥により、アテネ郊外と南部地域で山火事のリスクが高まっていると警告。屋外でバーベキュー、野焼き、花火などを行わないよう呼びかけている。

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