米カリフォルニア州南部で山火事延焼中、避難命令も
山火事は同州サンタバーバラ郡郊外の国立公園内で1日に発生。少なくとも3人が負傷し、1000人を超える消防士が消火活動に当たっている。
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米カリフォルニア州南部で山火事が発生し、260平方キロメートル以上が消失、複数の地域に避難命令が出ている。現地メディアが4日に報じた。
それによると、山火事は同州サンタバーバラ郡郊外の国立公園内で1日に発生。少なくとも3人が負傷し、1000人を超える消防士が消火活動に当たっている。
州当局はサンタバーバラ郡とサンルイスオビスポ郡の複数の地区に避難命令を出した。
消防によると、4日時点で約263平方キロメートル(東京ドーム5600個分)が消失。鎮火率は3%にとどまっている。
当局は460棟の建物が山火事の脅威にさらされていると警告している。
州消防局は4日の声明で、「山火事は高温、強風、地形の影響で一気に燃え広がり、特に草地での延焼が顕著であった」と述べた。
カリフォルニア州では先月から各地で山火事が多発。1000平方キロメートル以上が消失したと推定されている。
米国の山火事シーズンは通常、10月末頃まで続き、11月に入ると落ち着くことが多いが、近年は地球温暖化の影響でそれ以外の時期にも発生するリスクが高まっている。
カリフォルニア州ロサンゼルスで今年1月に発生した山火事では29人が死亡、1万6000棟以上の建造物が消失した。