◎フランスのいくつかの自治体は高温・乾燥警報を発表し、山火事のリスクが高まっているとして、花火やバーベキューを控えるよう呼びかけている。
フランスの消防当局は1日、南部ガール県の郊外で発生した山火事について、消火活動中に消防士4人が負傷したものの、命に別状はないと報告した。
当局によると、この山火事は鎮火し、延焼の恐れはほぼなくなったという。
消防の広報担当はフランス・テレビジョンの取材に対し、「370ヘクタール(東京ドーム80個分)が焼け、民家が2軒全焼した」と明らかにした。
ガール県の自治体関係者によると、火災は7月31日の遅くに鎮火したという。消防は400人体制で消火に当たり、1日もパトロールを継続するとしている。
AFP通信の取材に応じた住民は、「炎は目の前に迫っていたが、消防士と消防飛行機のおかげで家も庭も無事だった」と語った。
ダルマナン(Gerald Darmanin)内相は先週末、ガール県郊外の松林で火災が発生したため、周辺住民約2000人に避難の準備を進めるよう勧告したとツイートしていた。
気象当局によると、フランスを含む地中海諸国には今週、北アフリカから再び熱波が流れ込むと予想されている。
フランスのいくつかの自治体は高温・乾燥警報を発表し、山火事のリスクが高まっているとして、花火やバーベキューを控えるよう呼びかけている。