ナイジェリア中部洪水、88人死亡、広い範囲が冠水
被害の全容は明らかになっていない。
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アフリカ西部・ナイジェリア中部ナイジャ州で発生した洪水について、当局は30日、これまでに88人死亡を確認したと明らかにした。
地元メディアによると、ナイジャ州の北部地域では28日午後から大雨となり、広い範囲が冠水したという。被害の全容は明らかになっていない。
ナイジャ州政府は声明で、「30日も捜索・救助作業を継続中であり、依然として多くの市民が危険な状況に置かれている」と述べた。
当局は29日の声明で、21人の遺体を収容し、少なくとも10人が行方不明になっていると報告していた。
AP通信は当局者の話しとして、「死者数は増える可能性が高い」と報じた。
洪水は数時間に及ぶ激しい雨によって引き起こされた。報道によると、近隣の町でダムが決壊し、複数の河川が氾濫したという。
ナイジェリアの雨季は4月から10月頃まで続く。
ナイジェリア、チャド、マリ、ニジェールは昨年9月、100年に1度の大雨に見舞われ、洪水により1000人以上が死亡、400万人以上が避難を余儀なくされた。