インド・カシミール地方で土砂崩れ、34人死亡、捜索続く
ヒンズー教の巡礼地がある地域で26日午後から大雨となり、鉄砲水が発生。巡礼路を直撃したという。
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インド北部ジャンムー・カシミール州で大雨による土砂崩れが発生し、少なくとも34人が死亡した。当局が27日、明らかにした。
それによると、ヒンズー教の巡礼地がある地域で26日午後から大雨となり、鉄砲水が発生。巡礼路を直撃したという。
当局は声明で、「この鉄砲水で少なくとも34人が死亡、少なくとも18人が病院に搬送された」と明らかにした。
巡礼者たちはインド北部で最も参拝者の多い「聖地」と呼ばれている山頂の寺院に向かっていた。
地元メディアが報じた映像には土砂の下から遺体を引っ張り出す救急隊員の姿が映っていた。
被害の全容は明らかになっていない。地元メディアによると、インド北部の複数の地域で行方不明者の捜索が続いている。
パキスタン東部パンジャブ州でも27日、豪雨で主要河川が氾濫し、15万人以上が避難を余儀なくされた。
パキスタンでは6月26日以来、大雨に関連する災害で800人以上が死亡している。
ジャンムー・カシミール州の僻地で今月中旬に発生した洪水と土砂崩れでは300人以上が死亡。依然として150人以上が行方不明になっている。