ナイジェリア北東部で大雨による洪水、少なくとも25人死亡
ナイジェリアの雨季は4月から10月頃まで続く。
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アフリカ西部・ナイジェリア北東部アダマワ州で大雨による洪水が発生し、少なくとも25人が死亡、11人が行方不明になっている。国家緊急事態管理庁(NEMA)が29日、明らかにした。
それによると、洪水は同州の5つの地区で27~28日にかけて発生。5500人以上が避難を余儀なくされたという。
ソーシャルメディアで共有された動画には複数の掘っ立て小屋が流される様子が映っていた。
NEMAは声明で、「被災地に避難キャンプを開設し、生活必需品を送っている」と述べた。
被害の全容は明らかになっておらず、陸軍・警察・自治体が調査している。
ナイジェリアの雨季は4月から10月頃まで続く。
中部ナイジャ州では5月末、大雨により広い範囲が冠水。数百の家屋が全壊または損壊したとみられ、少なくとも200人が死亡した。
ナイジェリア、チャド、マリ、ニジェールは昨年9月、100年に1度の大雨に見舞われ、洪水により1000人以上が死亡、数百万人以上が避難を余儀なくされた。
国連によると、昨年アフリカ西部で洪水の影響を受けた市民は400万人を超え、23年比で3倍に増加した。