インド・カシミール豪雨、死者60人に、200人超行方不明
被害の全容は明らかになっておらず、中央政府と自治体が調査している。
.jpg)
インド北部ジャンムー・カシミール州の僻地で発生した洪水と土砂崩れについて、当局は15日、これまでに60人の死亡を確認し、200人以上が行方不明になっていると明らかにした。
インド国家防災庁(NDMA)によると、13日夜以降の記録的な大雨により、複数カ所で洪水、土砂崩れ、鉄砲水が発生したという。
ジャンムー・カシミール州首相の報道官は記者会見で、「少なくとも60人が死亡、100人以上が負傷し、さらに200人以上が行方不明になっている」と語った。
気象台はジャンムー・カシミール州を含む北部の広い範囲で15日以降も雨が続くと予想している。
被害の全容は明らかになっておらず、中央政府と自治体が調査している。
隣国ネパールでも今年6月にモンスーンの雨が降り始めて以来、洪水、大雨、土砂崩れにより少なくとも41人が死亡、21人が行方不明、121人が負傷した。
パキスタン北部ギルギット・バルティスタン州や北西部カイバル・パクトゥンクワ州などでも今週、大雨災害が多発し、150人以上が死亡した。