メキシコ中南部で大雨、少なくとも22人死亡、家屋や病院に被害
被害の全容は明らかになっておらず、中央政府と関係自治体が調査している。
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メキシコ中部と南東部で大雨による洪水や土砂崩れが発生し、少なくとも22人が死亡した。地元当局が10日、明らかにした。
中部イダルゴ州の被害が特に深刻で、これまでに16人の死亡が確認されている。土砂崩れや河川の氾濫などにより、同州では少なくとも1000戸の住宅、59の病院・診療所、308の学校が被害を受けた。
地元メディアによると、イダルゴ州の84自治体のうち17自治体で停電が発生している。
隣のプエブラ州では3人が死亡、13人が行方不明になっている。地元警察と消防が子供を含む15人を救助した。
プエブラ州政府は豪雨の影響で約8万人が影響を受けていると報告。中央政府に支援を要請した。地滑りでガスパイプラインが破損したという情報もある。
ベラクルス州では警察官を含む2人が死亡。報道によると、州内の複数の河川が氾濫し、住宅地に濁流が押し寄せたという。
ケレタロ州では子供1人が土砂崩れに巻き込まれて死亡した。
被害の全容は明らかになっておらず、中央政府と関係自治体が調査している。