◎被災地全域で列車が運休し、学校も休校となった。
2024年9月19日/イタリア、北部エミリアロマーニャ州ラベンナの通り(AP通信)

イタリア北部エミリアロマーニャ州で大雨による洪水が発生し、市民約1000人が避難を余儀なくされた。現地メディアが19日に報じた。

それによると、同州ラベンナ、ボローニャ、ファエンツァで河川が一部氾濫し、広い範囲が冠水したという。

ラベンナでは少なくとも800人、ボローニャでは200人近くが避難所や学校、スポーツセンターで一夜を過ごした。

地元メディアによると、被災地全域で列車が運休し、学校も休校となった。当局は住民に対し、可能な限り移動を避け、自宅で仕事をするよう促した。

ファエンツァは昨年5月の洪水で大きな被害を受けている。この洪水では17人が亡くなり、数十億ユーロの損害をもたらした。

ファエンツァの市長は国営イタリア放送協会(RAI)の取材に対し、「過去1年間の河川工事のおかげで、市中心部での氾濫は避けることができた」と語った。

中央ヨーロッパもここ数日、大雨に見舞われている。オーストリア、チェコ、ポーランド、ルーマニアで被害が拡大し、各地の死者は20人を超えた。

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