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▽被害の全容は明らかになっておらず、各州当局が調査している。
2025年4月5日/米ケンタッキー州フランクフォート郊外、大雨により冠水した道路(AP通信)

南部テキサス州からオハイオ州の広い範囲で大荒れの天気が続き、洪水や竜巻などにより少なくとも16人が死亡、数千人が避難を余儀なくされている。

米国立気象局(NWS)は5日、テキサス州、オハイオ州、アーカンソー州、ミシシッピ州、テネシー州、ケンタッキー州などに対する大雨・洪水・竜巻警報を維持。市民に対し、不要不急の外出を控え、避難命令に従うよう促した。

南部と中西部は先週から広い範囲で大雨となり、数十の河川が増水。多くの町が浸水被害を報告している。

被害の全容は明らかになっておらず、各州当局が調査している。

暴風雨が始まって以来、テネシー州で10人が死亡するなど、少なくとも16人が倒木や家屋の倒壊、交通事故などにより死亡した。

NWSによると、複数の州の数十箇所で河川が氾濫するなど、いつ大洪水が起きてもおかしくない状態が続いているという。

南部と中西部は雨量の少ない地域で、この時期の大雨は珍しい。

ミズーリ州では4日夕方、57歳の男性が車ごと濁流に流され、死亡した。

ケンタッキー州では洪水により2人が死亡。4日、通学途中に流された9歳の少年の遺体が見つかった。5日には完全に水没した車内から74歳男性の遺体が発見された。

アーカンソー州では5日、5歳の児童(性別不明)が亡くなった。詳細は明らかになっていない。

これらの州の72時間雨量は多いところで500ミリに達した。ケンタッキー州の一部地域では平年6カ月の3倍を超える大雨となった。

ケンタッキー州の消防当局によると、数百戸の民家が床上浸水し、倒木や突風により全壊した家も複数確認されているという。

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