インド・カシミール地方で大規模地滑り、56人死亡、80人行方不明
被害の全容は明らかになっておらず、中央政府と自治体が調査している。
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インド北部ジャンムー・カシミール州の僻地で大雨による洪水と土砂崩れが発生し、少なくとも56人が死亡、80人が行方不明になっている。当局が14日、明らかにした。
それによると、救助隊が少なくとも300人を救助し、行方不明者の捜索を続けているという。
地元テレビ局が報じた映像には山肌がむき出しになり、土砂に押しつぶされた複数の建物が映っていた。
インド国家防災庁(NDMA)は声明で、「13日夜以降の記録的な大雨により、複数カ所で洪水、土砂崩れ、鉄砲水が発生し、14日遅くの時点で少なくとも80人と連絡が取れず、その多くが土砂崩れに巻き込まれたとみられる」と述べた。
またNDNAは行方不明者の数は増える可能性が高いと警告した。
気象台はジャンムー・カシミール州を含む北部の広い範囲で15日以降も雨が続くと予想している。
AP通信は当局者の話しとして、「少なくとも50人が重傷を負い、地元の病院で治療や手当てを受けている」と報じた。
被害の全容は明らかになっておらず、中央政府と自治体が調査している。
モディ(Narendra Modi)首相はX(旧ツイッター)に声明を投稿。被災地に必要な要員と支援を提供していると述べ、犠牲者と遺族に哀悼の意を表した。