◎軍兵士と救助隊が4つの被災地に派遣され、捜索活動を継続中。
インドネシア・スマトラ島の複数の集落で大雨による土砂崩れや洪水が発生し、少なくとも16人が死亡した。陸軍が25日、明らかにした。
それによると、軍兵士と救助隊が4つの被災地に派遣され、捜索活動を継続中。
この地域では23日から大雨となり、複数の河川が決壊。北スマトラ州の4つの地区で多くの民家が押し流された。
被害の全容は明らかになっておらず、陸軍・警察・消防が調査している。
陸軍によると、少なくとも6人が行方不明になっている。
救助隊と地元住民はショベルで泥をかき出し、死者や行方不明者を探した。
消防は北スマトラ州郊外の集落で24日遅くに発生した土砂崩れの現場から6人の遺体を収容したと発表。9人が自力で脱出し、現場で応急手当てを受けたという。
この集落では複数の家屋が全壊し、2人の子供を含む4人が行方不明になっている。
別の集落では少なくとも10軒の家屋が全壊、約150軒の家屋やその他建物が被害を受けた。消防はこの集落の河川で2人の遺体を収容したと報告している。