米カリフォルニア州南部で山火事、一部地域に避難命令
当局は複数の地域に避難命令および警告を発令し、住民に対し速やかな退避を呼びかけた。
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米カリフォルニア州南部で発生した山火事が強風にあおられて急速に拡大し、周辺住民に避難命令が出される事態となった。現地メディアが4日に報じた。
火災は3日午前、リバーサイド郡モレノバレー近郊で発生し、「スプリングス火災」と名付けられた。発生当初から乾燥した気候と強い風の影響を受け、火の勢いが急速に強まり、同日夕方までに約16.8平方キロメートルが焼失した。
気象台によると、現地では風速25~30メートルの強風が吹き、火の粉が広範囲に飛散することで延焼が拡大した。煙も広い範囲に拡散し、住民の健康や視界に影響を及ぼしたほか、地域のコミュニティカレッジが休校措置を取るなど生活への影響も出ている。
当局は複数の地域に避難命令および警告を発令し、住民に対し速やかな退避を呼びかけた。家畜やペットを含む避難者の受け入れ体制も整えられ、消防当局はヘリコプターや給水車などを投入して消火活動にあたった。
消火活動には数百人規模の消防隊員が動員され、空中からの放水や地上での防火線構築が進められている。4日には火の勢いがある程度弱まり、延焼範囲の制御率は向上したが、依然として一部地域では避難命令が継続されている。
現時点で建物被害の報告はないものの、火災の原因は明らかになっておらず、当局が調査を続けている。強風や乾燥といった気象条件が重なったことで、火災の拡大が一層加速したとみられる。
米西部では近年、気候変動や乾燥化の影響により大規模な山火事が頻発しており、今回の火災もこうした傾向を背景に発生した可能性がある。消防当局は引き続き警戒を呼びかけるとともに、住民に対して最新の避難情報に注意するよう求めている。
