◎ロサンゼルス郡とベンチュラ郡では9日夜から10日にかけて最悪のコンディションとなる見通し。
米カリフォルニア州ロサンゼルス郡郊外で山火事が発生し、一部地域に警報が出た。現地メディアが9日に報じた。
ロサンゼルスの国立気象局(NWS)は9日夜から11日朝にかけて、「稀に見る危険な状況になる」恐れがあるとして、山火事警報を発令した。
ロサンゼルス郡とベンチュラ郡では9日夜から10日にかけて最悪のコンディションとなる見通し。
NWSは声明で、極度の乾燥が続いているため、火の元に十分注意するよう勧告した。
9日夜から10日夜の山間部の風速は35メートルに達し、湿度は20%を下回る可能性がある。
ロサンゼルス郡の消防局は声明で、「渓谷、山麓、山間部にいる場合は速やかに避難する準備をして」と警告した。
米国の山火事シーズンは通常、10月末頃まで続き、11月に入ると落ち着くことが多い。
今年は11月に入っても季節外れの高温と乾燥が続き、山火事の発生リスクが高い状態が続いていたが、11月末に気温が急激に下がり、多くの山火事が鎮火した。