◎米国の山火事シーズンは通常、10月末頃まで続き、11月に入ると落ち着くことが多い。
2024年11月13日/米マサチューセッツ西部で発生した山火事(AP通信)

マサチューセッツ州を含む北東部地域で19日、新たな山火事が発生した。

歴史的な干ばつが続く中、国立気象局(NWS)は19日、山火事の危険性が高まっているとして、マサチューセッツ州全域に警報を出した。

現地メディアにおると、同州ボストン南部の州立公園とペンシルベニア州フィラデルフィアの住宅地近くで新たな山火事が発生したという。死傷者の情報はない。

フィラデルフィア東部では18日にも山火事が発生し、延焼し続けている。報道によると、20戸の家屋が危険にさらされたものの、消防が家屋に向かう炎を食い止めたという。

ペンシルベニア州消防局はこの火災で40エーカーが焼失したと報告している。

ボストン南部の州立公園でも消火活動が続いている。州消防局は鎮火率を10%と報告した。

いずれの山火事も出火原因は明らかになっておらず、消防が調べている。

NWSはニューヨークを含む北東部の広い範囲で乾燥が続き、山火事の発生リスクが高まっているとして、屋外でのたき火、バーベキュー、野焼きなどを控えるよう呼びかけている。

米国の山火事シーズンは通常、10月末頃まで続き、11月に入ると落ち着くことが多い。

しかし、今年は11月に入っても季節外れの高温と乾燥が続き、山火事の発生リスクが高い状態が続いている。

今年の全米の山火事による焼失面積は10月時点で4万平方キロメートル(東京都面積の18倍)を超えている。

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