◎現場は首都キトの南方約135キロに位置するバニョスの高速道路近く。
エクアドル中部のリゾート地バニョスで大規模な土砂崩れが発生し、少なくとも6人が死亡、30人が行方不明になっている。地元当局が16日、明らかにした。
現場は首都キトの南方約135キロに位置するバニョスの高速道路近く。大量の土砂が道路を横切って住宅地に流れ込んだ。
現場で救助作業に当たった消防士はAP通信の取材に対し、「これまでに6人の遺体を収容し、9人を病院に搬送した」と語った。
それによると、高速道路を走行していたバスや乗用車、複数の家屋が土砂崩れに巻き込まれ、少なくとも30人が行方不明になったとみられる。
エクアドルではこの数日間、広い範囲で大雨となり、各地で洪水被害が確認されている。
地元メディアによると、いくつかの河川の堤防が決壊し、数十の民家が浸水。キト近郊の遊園地も水浸しになったという。洪水により死者は確認されていない。