◎アフガンの雨季は6月から9月末頃まで続く。
2024年5月10日/アフガニスタン、北部パルワン州近郊の河川(Getty Images/AFP通信)

アフガニスタン東部で大雨による被害が拡大し、少なくとも35人が死亡、多数の負傷者が出た。タリバン当局が15日、明らかにした。

それによると、東部ナンガルハル州の広い範囲で洪水や浸水被害が確認されたという。

ある集落ではレンガ造りの家の天井が崩れ、家族5人が死亡、4人が負傷した。

被害の全容は明らかになっておらず、タリバンと地元の人権団体が調査している。

州都ジャララバードの病院関係者によると、市内と周辺地区の病院に少なくとも207人が搬送され、治療や手当てを受けているという。

X(旧ツイッター)で共有された動画にはジャララバード中心部の病院前で献血を呼びかける看護師の姿が映っていた。

国連世界食糧計画(WFP)は今月初めに公表したレポートで、今年のアフガンの雨季は平年より激しく、北東部バダフシャン州、北部バグラン州、中部ゴール州などで被害が拡大し、300人以上が死亡。数千の家屋が全壊し、数万の家畜が死に、多くの農地が破壊されたと報告していた。

アフガンの雨季は6月から9月末頃まで続く。

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