◎地震は10日の昼過ぎに発生。震源地はバルトロメ・マソの南方約40キロ。死傷者の情報はない。
中米キューバの東部で10日、マグニチュード6.8の強い地震が発生した。
米地質調査所(USGS)によると、地震は10日の昼過ぎに発生。震源地はバルトロメ・マソの南方約40キロ。死傷者の情報はない。
キューバ東部の広い範囲で揺れが感じられた。
ジャマイカのメディアもグアンタナモで揺れを感じたと報じている。
第2の都市サンティアゴの住民はAP通信の取材に対し、「ガタガタと揺れを感じたため、外に飛び出した」と語った。
それによると、少なくとも2回余震を感じたものの、自宅に被害はなかったという。
SNSでは地震により崩れたとみられる建物の外壁や屋根瓦の写真が多数投稿されている。
キューバ東部では3週間前に上陸したハリケーン・オスカーの復旧作業が続いている。このハリケーンでは少なくとも6人が死亡、全土で停電が発生した。停電の復旧には4日を要した。
さらに、ハリケーン・ラファエルがカテゴリー3の勢力で6日夜にキューバ西部に上陸・縦断し、広い範囲で停電が発生した。
APによると、首都ハバナ中心部の停電は9日午後の時点で復旧したものの、郊外やその他地域は停電したままだという。