セルビアとボスニアで大雪、停電発生、断水も 25年10月
両国の丘陵地帯や山岳地帯では湿った重い雪が降り、多くの配電線が着雪や倒木の被害を受けた。
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セルビアとボスニア・ヘルツェゴビナの一部地域で大雪による停電や断水が発生し、道路が通行不能になるなど、交通が混乱した。現地メディアが3日に報じた。
両国の丘陵地帯や山岳地帯では湿った重い雪が降り、多くの配電線が着雪や倒木の被害を受けた。一方、低地では長雨が続いて洪水や土砂崩れの懸念が高まっている。
セルビアの気象台によると、高地では過去2日間で50センチ以上の積雪があり、10月としては記録的な水準に達する可能性があるという。
セルビア中部では複数の電柱が倒木に巻き込まれ、停電が発生。水道施設が停止し、数千世帯が断水している。
インターネットと電話回線が不通になっている地域もある。
セルビア国内の複数の自治体が積雪に対処するため、緊急措置を発令した。
ボスニアでは3日、積雪のため複数の道路が閉鎖された。当局は運転者に細心の注意を呼びかけ、冬用タイヤへの交換を促している。
バルカン半島は今夏、記録的な熱波に見舞われた。