◎この地域では4日の夕方頃から雨が降り続き、複数の河川で堤防が決壊。洪水が発生し、複数箇所で土砂崩れが報告された。
コンゴ民主共和国当局は10日、大雨が続く東部地域で新たな土砂崩れが発生し、少なくとも10人が死亡したと明らかにした。
地元の行政官によると、土砂崩れが確認された東部・北キブ州郊外の集落周辺では9日午後から10日未明にかけて大雨が降ったという。
AFP通信は関係者の話しとして、「北キブ州のルワンダ国境近くにある集落で大規模な地滑りが発生し、これまでに10人の死亡を確認した」と伝えている。
地元メディアによると、複数の民家が土砂に埋まったという。
この地域では4日の夕方頃から雨が降り続き、複数の河川で堤防が決壊。洪水が発生し、複数箇所で土砂崩れが報告された。
報道によると、北キブ州郊外で8日に発生した地滑りでは少なくとも1人が死亡、3人が負傷したという。
隣の南キブ州の被害はさらに深刻で、公式の死者数は400人を超え、数百人が行方不明になっている。
南キブ州の被災地で活動する市民グループはAP通信に「住民数千人と連絡が取れず、その多くが洪水に巻き込まれたと認識している」と語っていた。