スリランカ豪雨、死者212人に、200人超行方不明、被害甚大
被災状況は深刻で、約100万人が被害を受け、そのうち20万人が避難を余儀なくされている。
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インド洋の島国スリランカで大雨による洪水や土砂崩れが相次ぎ、少なくとも212人が死亡、200人以上が行方不明になっている。当局が11月30日、明らかにした。
それによると、30日時点で218人が行方不明、被害の全容は明らかになっていない。
低気圧と前線は先週からスリランカ全土に記録的な豪雨をもたらし、中央高地では複数の地すべりが発生。川が氾濫し、低地の町や村が水没、多数の地域で住民の孤立を招いた。
被災状況は深刻で、約100万人が被害を受け、そのうち20万人が避難を余儀なくされている。全国で1275カ所の緊急避難所が設置され、多くの人々が屋外で避難生活を送っている。
軍・警察・消防・その他関係機関が救助・捜索活動に当たっている。地元メディアによると、2万4000人超の治安部隊が出動中。東部ではダムが決壊し、空軍のヘリ部隊が120人以上を救出、約2000人が安全な高台へ移送された。
首都圏では人口密集地であるコロンボ近郊の町や市で洪水が広がり、数多くの家庭が孤立。食料や支援が届かないケースもあり、住民の不安が高まっている。低地や郊外では道路冠水によって避難が遅れた世帯もあり、支援の遅れが大きな課題となっている。
一方で、停電・断水・通信途絶など、インフラ被害も深刻である。多くの地域で電気・水道・通信の復旧が急務となっており、当局は数日以内の復旧を目指すと発表した。
東南アジアの複数国で同様の洪水・地すべりが相次いでおり、インドネシア、マレーシア、タイなどで600人超の死者が報告されている。地域全体で救援・復旧の取り組みが急がれている。
現在、スリランカ国内では被災地への物資輸送、被災者の安否確認、行方不明者の捜索、避難所での生活支援、インフラ復旧などが進められている。しかし、被害の規模と広がりから、完全な復旧までには時間を要する見通しである。
