スポンサーリンク
▽インドネシアでは10月から3月の雨季にかけて、毎年多くの地域で洪水や土砂崩れが発生する。
2025年1月22日/インドネシア、ジャワ島のペカロンガン郊外、土砂崩れが発生した現場(AP通信)

インドネシア・ジャワ島のペカロンガンで大雨による土砂崩れが発生し、これまでに19人の死亡が確認され、行方不明者の捜索が続いている。地元当局が22日、明らかにした。

国家災害対策庁によると、土砂崩れはペカロンガンの少なくとも9カ所で20~21日にかけて発生。この地域では数日前から大雨となっていた。

同庁が公開した映像には土砂崩れに巻き込まれた集落で土砂をかき出す救助隊やボランティアの姿が映っていた。

同庁の報道官は声明で、「この大雨による洪水と土砂崩れで30棟近くの家屋が全壊し、少なくとも3つの橋が流され、300人近くが自治体の避難所に身を寄せている」と明らかにした。

被害の全容は明らかになっておらず、自治体と政府が調べている。

救助隊は21日に現地入りしたものの、大雨の影響で重機を搬入できず、21日午後に救助活動を一旦中止した。

その後、救助隊は22日早朝に行方不明者の捜索を再開。新たに2人の遺体を収容し、犠牲者は19人となった。

当局によると、少なくとも7人と連絡が取れなくなっているという。国家災害対策庁は行方不明者の数について、「増える可能性がある」としている。

土砂崩れや洪水は他の地域でも報告されている。20日には観光地バリ島でも土砂崩れが発生し、4人が死亡、1人が行方不明となっている。

インドネシアでは10月から3月の雨季にかけて、毎年多くの地域で洪水や土砂崩れが発生する。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク