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マダガスカル・サイクロン災害、死者59人に、42万人被災

ゲザニはインド洋地域で今季2番目の大きなサイクロンに成長。先に襲来したサイクロンで被害が出てから約10日後に上陸し、同国に大打撃を与えた。
2026年2月11日/マダガスカル東部のコミュニティ(AP通信)

アフリカ南東部沖の島国マダガスカルに先週上陸したサイクロン・ゲザニについて、当局は16日、これまでに少なくとも59人が死亡し、1万6428人が住まいを失うなど大規模な被害が出ていると明らかにした。被災者数は約42万4000人に上り、15人が行方不明、804人が負傷したという。

ゲザニはインド洋地域で今季2番目の大きなサイクロンに成長。先に襲来したサイクロンで被害が出てから約10日後に上陸し、同国に大打撃を与えた。1つの目のサイクロンでは14人が死亡し、3万人以上を余儀なくされた。

ゲザニの風速は50メートル、最大瞬間風速は75メートルに達したとみられる。この暴風により、多くの家屋が全壊し、大木が根こそぎ倒れるなど、東部地域を中心に広範囲で被害が発生した。

ゲザニはモザンビーク海峡を西へ移動し、同国南部の沿岸でも強風や高波をもたらした。その後、ゲザニは再び東へ進路を変え、マダガスカル南西部近くに再上陸する可能性がある。これを受け、気象台は南西部地区に暴風警報を出した。

被害の中心となったのは東部沿岸に位置する第2の都市トアマシナで、住宅やインフラが大きな打撃を受けた。多くの家屋が倒壊し、道路や送電線も寸断された。また、洪水により市内の広範な地域で冠水や泥流被害が発生し、救援活動が困難になる場面もあったと伝えられている。

軍事政権は2月11日、ゲザニによる壊滅的被害を受けて非常事態を宣言し、国際社会に緊急支援を呼びかけた。国際機関や支援団体は食料・飲料水・医療品の供給、避難所の設置などの支援を進めているが、被災地では物資不足や衛生環境の悪化が懸念されている。

地元メディアによると、東部地域を中心に復旧作業が本格化しているものの、被害の大きさから長期的な復興支援が必要とされている。地元当局や国際社会はさらなる気象リスクに備えるとともに、被災者支援の強化を急いでいる。

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