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キューバ当局、洪水で孤立した住民救助 ハリケーン・メリッサ

キ気象台によると、島の東部の雨量は多いところで400ミリに達し、複数の河川が氾濫したという。死傷者の情報はない。
2025年10月30日/キューバ、サンティアゴデクーバの避難所(ロイター通信)

キューバ当局は10月31日、ハリケーン・メリッサがもたらした洪水で孤立した住民の救助活動を行った。

メリッサは10月28日にジャマイカ南部にカテゴリー5の勢力で上陸。その後、勢力を弱めながらキューバ方面に進んだ。

メリッサがジャマイカに上陸したときの中心気圧は892hps、最大風速は80メートルであった。

<ハリケーンの勢力>
▽カテゴリー1:風速 33~44(m/s)
▽カテゴリー2:風速 43~49(m/s)
▽カテゴリー3:風速 50~58(m/s)
▽カテゴリー4:風速 58~70(m/s)
▽カテゴリー5:風速 70~(m/s)

キューバの気象台によると、島の東部の雨量は多いところで400ミリに達し、複数の河川が氾濫したという。死傷者の情報はない。

救助隊は道路が寸断された影響で身動きが取れなくなった地域の住民をボートや専用車両で救助した。

洪水により、西部の首都ハバナと東部地域を結ぶ主要道路が通行できなくなった。現地メディアによると、軍は北側の迂回路を通って東部に向かったという。

第2の都市サンティアゴデクーバやオルギン、グアンタナモの各州で合わせて約73万5000人が避難を余儀なくされている。これらの地域では停電も発生している。

ジャマイカでは少なくとも19人が死亡、近隣のハイチでも31人が死亡し、行方不明者の捜索が続いている。

メリッサは10月31日午後、カリブ海で英領バミューダ沖で熱帯低気圧に変わった。

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