◎ここ数日の雨でいくつかの河川が決壊し、複数の地域で浸水被害が確認された。
クロアチア、2014年に発生した洪水(Getty Images)

クロアチアの一部地域で15日に洪水が発生し、陸軍兵士数百人が動員された。

クロアチア国営放送(HRT)によると、ここ数日の雨でいくつかの河川が決壊し、複数の地域で浸水被害が確認されたという。

中部の河川に面した町では道路が冠水し、数十人が高台に避難した。死傷者は確認されていないようだ。

首相府の報道官は声明で、「陸軍の兵士約300人が現地入りし、被災者の支援や救助活動にあたる」と述べた。

消防・警察・自治体職員は避難誘導やパトロールを行っている。

ソーシャルメディアで共有された写真には冠水した道路をボートで進む人々の姿が写っていた。

プレンコビッチ(Andrej Plenkovic)首相は記者会見で、「自治体に必要な支援を提供する準備を進めている」と語った。

またプレンコビッチ氏は「関係閣僚に自治体との調整を進め、人命最優先で対応に当たるよう命じた」と述べた。

ボスニア国境を流れる河川の水位も一晩で急上昇した伝えられている。ボスニア北西部でも洪水が報告された。

クロアチアの気象当局によると、今後数日間、広い範囲で雨が降り続く見込み。

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